農学系の大学編入講座(仮)

生物系・農学系・水産系の大学編入学をサポートします。

バイオ(生物系・農学系・水産系)入学のキッカケ

      2016/05/31

ここでは、

編入学とは別に就職の話です。

 

編入学、そして卒業後には、

「大学院進学」もしくは「就職」が待っています。

「編入したけれども…、その先は?」

ということがありますので、

特に生物系・農学系・水産系の就職について、

説明します。

 

I’veに限らず、

理系の人は多いと聞きます。

「とにかく研究開発職に就きたい。

でもドクターまで進学するのはどうかと思うけど、

マスターくらいは出ておかないと、

希望する職に就けないだろう。」

というイメージ。

I’veもそうで、

なんとなくで大学院へ進学しました。

 

しかし、

これがかなり危険であることを、

今になって分かりました。

「生物系・農学系・水産系の就職がなぜ不利か?」という理由も、

理解できた気がします。

 

ただし、

人生なんて人それぞれなので、

何が正解とかはありません。

賛否両論あると思いますが、

そんなに気にしないで下さい。

 

では、

バイオ(生物系・農学系・水産系)についてのお話です。

 

image1

 

今やバイオ(生物系・農学系・水産系)、生命科学の時代と囁かれる21世紀。

私達の未来は明るいと言われ、

バイオ(生物系・農学系・水産系)に運良く(?)入ることができました。

この学問に興味があるのは当然で、

それ以外にも様々な要因があり、

学ぼうと決意したはずです。

 

1.なぜ難関バイオ(生物系・農学系・水産系)を突破できたのか?

私達が大学受験期に、

「21世紀はバイオ(生物系・農学系・水産系)の時代だ!!」と国が煽っており、

これらが励みとなった。

また、医歯薬からの再受験者も多い。

 

2.生物系・農学系・水産系学科の特徴

基本的にハード高度。

卒業論文や独立行政法人・民間企業との共同研究なども充実。

従って、就職市場での技術価値は高い。

しかし、時間の束縛は多い。

コストパフォーマンスは理系で最高。

しかも理数系の素養、

さらにはビジネス感覚も身につく。

 

3.生物系・農学系・水産系専攻者の主な就職先

国公立理学・農学はもちろんのこと、

私大生物系・農学でも、

外資内資製薬や食品企業の研究開発職が100%近く。

専門以外の道も事欠かず、

文系就職も簡単。

引く手数多。

 

一般的にそのように言われていると、

勘違いしていました。

しかし、現実は、

薬学専攻や化学専攻のように有利な就職先も無ければ、

バイオ(生物系・農学系・水産系)、生命科学の時代と言われた21世紀も来なかったし、

これからも来る気配無い。

悲しいかな、これが現実。

 

1.なぜバイオ(生物系・農学系・水産系)に来ちゃったか?

大学受験期に21世紀はバイオ(生物系・農学系)の時代だと国が煽っており、

これらに影響された。

また、医歯薬崩れも多い。

 

2.生物系・農学系・水産系学科の特徴

基本的に実験は、

ねるねるねーるねー♪

優秀な市販のキットが世の中に数多く出回っていて、

それらを使う傾向があるため、

ただ混ぜるだけの単純作業。

従って、就職市場での技術価値は皆無。

しかし、時間の束縛は多い。

コストパフォーマンスは理系で最悪。

しかも、理数系の素養は全く身につかない。

 

3.生物系・農学系・水産系専攻者の主な就職先

旧帝大でも製薬、食品の研究開発職は厳しい。

就職したほとんどがSE、MR、製造・品質管理などの職に就かざるおえず、

専門性を生かす職には、

なかなか就けない。

かと言って、

文系就職も難しい。

 

実際は就職活動している時に気付きます。

また、生物系・農学系・水産系は産業に結びつきにくいため、

工学部と比較して、

コネクションは圧倒的に少ないです。

 

ただし、頑張って探せばあります。

その方法は大学院へ進学するときに、

企業と研究室(教授)に金銭的・利害的なつながりがある、

コネ持ちの研究室や、

寄付講座のある研究室を探すことです。

 

そうすれば、

一般的な就職活動をしなくても、

推薦で内定をもらえることもあります。

しかし、

それはメリットだけじゃなく、

デメリットもあります。

 

1.苦労せずにコネで入社すると、今後の自分のためにならない。

就職活動は自分が成長できる機会。

 

2.コネだと内定断れないし、転職もやりにくい。

教授はもちろん、

研究室や後輩にまで迷惑が掛かります。

 

3.同期よりも楽して入社しているため、入社してからが大変??

その人の能力と努力によりますが、

研究室と企業との関係は続くため、

プレッシャーは相当なものになります。

 

デメリットはこんな感じですかね…。

しかし、

研究室や教授のコネを利用しても、

楽して良い会社に入れるなら、

デメリットよりもメリットの方が多い気がします。

誰しも、

苦しい経験はしたくないですし…。

 

長くなってきたため、

いったんここまでとします。

 - 就職 , ,

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