編入学試験はどのような試験をするか？

受験する大学が、

過去問題を閲覧できるならば、

必ずそれを参考にして、

対策を立てて下さい。

過去問題を解いて、

その大学の問題傾向をつかむことは、

最重要です。

生物系・農学系・水産系の編入学試験は、

基本的に

＜英語＞＋＜専門科目もしくは小論文＞＋＜面接もしくは口頭試問＞

です。

合格最低点は公表されることが少ないため、

詳細は分かりませんが、

共通の英語において、

足切りする大学もあるようです。

また試験時間についてですが、

1科目60分、

もしくは90分ぐらいで、

分量からして丁度良い時間であると思います。

＜英語＞

英語は大学入試レベルであったり、

大学院入試レベルの大学もあったりと、

難易度は様々です。

問題は和訳中心で、

たまに文章の穴埋めなども出たりします。

内容は生物・農学に関することもありますが、

全く関係無い題材も多いです。

三重大学においては、

題問が数学・物理・化学・生物に関することで、

150語ぐらいの4題の英文を、

全て和訳するというものでした。

香川大学においては、

英語と専門科目が融合して出題されました。

それは生物の問題が全て英文で書かれていて、

日本語で解答するというユニークな出題方法でした。

また最後の題問では、

200語ぐらいの生物に関する英文の和訳もありました。

神戸大学においては、

200語ぐらいを5題、

それも農学系、化学系、天声人語とジャンルは様々で、

それらの英文に関して、

要約、和訳、説明をするというものでした。

＜専門科目＞

専門科目は、

大学によって、

もしくは学科によって、

出題傾向が全く異なります。

その理由は、

編入学試験の指針が定められていないのと、

その大学の教授が、

問題を作成するからです。

つまり、難易度は、

大学入試レベルにしても良いですし、

大学院入試レベルにしても良いため、

出題者のさじ加減次第です。

出題分野も、

大学院入試レベルになると、

その大学の教授の専門に関する問題に、

偏りがちです。

そのため、

必ず過去問題を確認した方が良いです。

ちなみにどんな試験をするかと説明しますと、

[生物]・[数学]・[化学]の大学入試レベルの問題であるか、

[作物生産学]・[園芸生産学]・[病中学制御学]・[家畜生産学]・[農業経営経済学]・

[生物化学]・[生物工学]・[食品学]・[土壌・肥料学]・[森林科学]・[応用力学]・

[居住環境学]・[水工学]・[利水工学]・[農地工学]などの農学の基礎科目であったりします。

鹿児島大学においては、

農学の基礎科目を課します。

三重大学、香川大学においては、

大学入試の生物で対応可能でした。

三重大学においては、

細胞・代謝・植物群落が出題されました。

香川大学においては、

たんぱく質合成と遺伝暗号・原核生物と真核生物の違いが出題されました。

＜小論文＞

生物系、農学系、水産系の小論文は、

自分の受ける学科に関するデータを読み取って、

考察しながら論述していくタイプが多いと思います。

神戸大学においては、

農学に関連ある文章を読んで、

その大意を100字で書かせたり、

図から意見を論ずるものでした。