編入体験談7

1、お名前またはハンドルネーム

たろさん

2、受験された大学・学部・学科（合格・不合格はその後ろに○か×で、また不受験は△で表記しています。）

弘前大学農学生命科学部応用生命工学科○

帯広畜産大学畜産学部畜産学科×

3、編入学試験の時期

弘前大学農学生命科学部：8月下旬

帯広畜産大学畜産学部：9月下旬

4、編入するもしくは編入された大学・学部・学科

弘前大学農学生命科学部応用生命工学科

5、出身校（学校・学部・学科・専攻）と編入学試験を受験された時の学年

四年制大学（教養学部・通信制）2004年3月卒・学士編入

6、編入しようと思った理由

（年齢的なハンディキャップは承知した上で）農学を学び、

地元北海道の経済振興に関わりたいと思い、

編入学受験を決意した。

7、編入に関する情報はどのようにして集めましたか？

編入情報サイトを主催している関係上、

独自の情報ネットワーク・データベースを持っており、

それらを活用。

8、各科目の勉強方法

3月下旬大学より卒業通知が届いた時点から本格的に勉強に着手。

4月上旬に1週間、札幌の英語塾にて英語の個別指導を受講。

また、小論文は通信添削専門の業者へ添削指導を依頼。

英語は担当講師と面談の上、

「タイムリミットの制約上、読解力の強化を重視。細かい文法問題は捨てる」ことを決定。

4月中旬～5月末、

「業務繁忙期」のため英語は1日20～30分程度。

小論文は弘前大の過去問を実際に解いて添削指導を受ける。

6月～8月中旬、

本格的に英語対策に着手。

「総合英文読解ゼミ(語学春秋社)」で構文把握力の強化。

小論文は「試験に使えるネタ収集」のため、

「岩波新書」等を読みあさる。

8月下旬～9月下旬、弘前大試験終了。

文法・作文問題のため、

薄い文法問題集、

センター試験過去問等を解きまくる。

9、過去問題は公開されていますか？　またどのようにして閲覧できますか？

帯広畜産は郵送可能（前年分のみ）、

弘前大は直接窓口にて入手（郵送可能かどうかは不明）。

10、受験された試験の形式・内容

弘前大（小論文）は設題1題。

7～8行程度の英文（生物学の基礎的な内容）の要約、

生物学と化学の関わりについて800字で記述する問題。

帯広畜産大（英語）は総合問題スタイル。

1ページ目は英文和訳、英文の要約。

2ページ目は文法・英作文問題（時制、仮定法、比較等、一般入試での頻出分野ばかり）。

帯広畜産大の論文は90分で1000字の論述。

テーマは「食糧問題と環境」とシンプルな出題。

口頭試問では「志望動機」、

「なぜ帯広畜産（弘前）大か？」、

「なぜ（大学院ではなく）編入学なのか」、

「連合大学院（博士課程は帯広畜産・弘前大・山形大・岩手大の共同設置）制度を知っているか」とか。

弘前大では「（卒業まで）3年かかってもいいか？」と面接官の先生が仰っられたり、

帯広畜産大では「（志望理由書に書いた）分野はやっていない」と宣告されたり（がっかり）。

11、これから受験される人に向けてアドバイス

帯広畜産大学の場合、

配属希望のユニットを第3希望まで書かされます。

研究室は複数のユニットに所属しますので、

一貫性のないユニット選択をすれば、

合格は遠のきます。

配属希望の研究室のサイトなどで、

研究の内容はチェックしてください。

個人的な意見ですが、

大学教員の専門分野は非常に狭いものです。

編入学の場合でも、

志望分野において専門の教員が在籍していない場合、

それだけで不合格になるケースもあるようです。

興味のある研究室が見つかったら、

直接メールすることをお勧めします

（なお、「研究室訪問」は必要ありません）。